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「 はあ、もうすぐゴールデンウィークか。｣
深澤「 はあってため息ついちゃってんじゃん。｣
「 だってさー、ゴールデンウィークって忙しいからバ先も人増えて大変なの、体力仕事だし。｣
深澤「 Aってほんと体力ねえもんな？ ｣
「 ちょっと、バカにしてるでしょ。｣
ケラケラ笑いながらそんなこと言う辰哉にムカついて一発肩にグーパンチしてやった。
辰哉とは席が前後。しかも窓際の1番後ろが私の席だからこの席よりいい場所正直ないと思ってる。
まあ、辰哉が邪魔してくるから授業は集中出来ないんだけど。
深澤「 そーだ、ゴールデンウィーク1日どっか空いてねえの？ ｣
「 2日なら私休みだし、1日暇だよ？ ｣
深澤「 だったらさー、4人で遊園地行かねえ？母ちゃんが仕事先で無料券貰ったっぽくて、俺たちにって。｣
「 え！いいの！行きたい！ ｣
辰哉のお母さんとは面識あって仲がいいしたまにご飯食べに行かせて貰ったりしてるから嬉しい。
辰哉のお母さんに今度お礼いい行こ、あ、あと夜ご飯も食べさせてもらお、なんて厚かましいこと考えてたら、
深澤「 お前母ちゃんのメシ食って帰るきだろ。｣
「 え、なんで分かったの？ ｣
そんな会話してると授業のチャイムがなりみんなそれぞれ友達の席に話に行ったり散らばるんだけど、
渡辺「 お前らずっと喋りすぎ、うるせえんだけど。｣
深澤「 あ！わかった！しょーた教卓の前で話す相手居ねえから僻んでんだろ！ ｣
渡辺「 バカちげえよ、なんで俺が僻まねえといけねえの？ ｣
こんな2人の会話をまた今日も、だなんて思いながらそっと視線を窓の外に移すと、
「 ……あれ、｣
渡辺「 ん？……って、康二じゃん。｣
校門の所に見覚えのあるふわふわ頭を見つけたらどうやら翔太も気が付いたらしく、
深澤「 てかあれ、告白じゃねえ？｣
渡辺「 ほんとだ、あれ1組の近藤じゃね？ ｣
深澤「 はあ？！色白で美人の？！ ｣
渡辺「 美人だとは思わねえけど。｣
隣でワイワイ騒ぎまくってる男どもの会話を聞いてるとどうやらあれは告白らしい。
しかも、美人って有名の近藤さん。
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作者名：るん | 作成日時：2022年12月14日 23時
