▶ 《 橙 》 ページ10
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《 向井×Aちゃん 》
向井side
_____ピピッ…ピピッ……
起きる時間を知らせるアラームの音が部屋中に響き渡る。
眠いな、って思いながら携帯に手を伸ばすと、
向井「 ……あれ、俺のじゃない…… 」
俺が設定した時刻は8時やったのに、
今アラームの音で鳴らされ起きた時刻は7時。
ていうことは、
向井「 ……Aの携帯やん。」
隣ですやすや気持ちよさそうに寝てるAの携帯からアラーム鳴ってて、しかも7時に設定した本人は起きんと寝てるってどういう事やねん。
向井「 でも今日YouTube撮影の日やし、俺ら一緒に迎えに来てもらうって言ってたもんな。」
多分用意に時間かかるからって俺より1時間早く起きようとしたみたいやけど、
向井「 なーあー、Aアラームなってんで? 」
そう言いながらAの頭をそっと撫でても起きる気配なくて、
仕方ない。俺が起きる時に一緒に起こそっと。
そう思いもう一度ベッドに寝転びAを俺の胸元にそっと引き寄せ抱き締める。
すると、
「 …………ん、こう…ちゃん、」
なんて言いながら俺の手をぎゅっと握り自分の頬に擦り寄せながらむにゃむにゃしてる。
……何これ、無理。可愛すぎる。何。
向井「 ……無理やろこんなん…」
今から二度寝出来るはずもなく、
8時になるアラームが鳴るまで、俺はAの頭撫でたりじっと見詰めて過ごしてた。
それを起きた時、Aに言ったら、
「 ちょ、康ちゃん恥ずかしいじゃん!起こしてよ! 」
向井「 起こしたら意味ないやん! 」
ずっと見てた、なんて言ったらほっぺた真っ赤にして俺の背中しばいてんねんけど、可愛すぎて堪らんねん。
Aはずっと、俺の好きな人。
《 紅一点は向井康二に溺愛されているらしい 》
メンバーにもフォンにも公認の2人。
さっさと付き合え!だなんて声もあるそうで、
向井×A fin
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作者名:るん | 作成日時:2022年11月17日 1時