▶ 《 赤 》 ページ3
▶
《 宮舘×Aちゃん 》
宮舘side
｢ ねー、涼太おばさん元気？ ｣
宮舘｢ ん？ああ、元気だよ。どしたの？ ｣
｢ 久しぶりにおばさんの料理食べたいなあって。 ｣
Aは俺と翔太と佐久間と同じで江戸川区で育った。
と言っても出身は江戸川区じゃないし育ったのもこっち来て数年だけだけどその頃はJrで同じだったからよく俺の家に遊びに来てた。
だから俺の母親とも仲が良くてレッスン帰りご飯を食べに家に来たことがある。
｢ ねー、今度翔太と行っていい？ ｣
佐久間｢ えー！江戸川帰んの！俺ん家もきて！ ｣
｢ 確かに！ムーンちゃんに会いたい！ ｣
佐久間の家にいるムーンちゃん。
すげえAに懐いてるらしく、佐久間家からもお嫁に来たらって言われてたらしい。
まあ、照たちが許すわけないんだけど。
宮舘｢ よし、Aケータリング食べに行こ？ ｣
｢ ……さっき食べた！｣
宮舘｢ 絶対うそ、だって机の上にお菓子のゴミ置いてあるし。｣
ゴミ置きっぱなしなのみたら翔太怒るぞ、なんて思いながらもご飯をなかなか食べようとしないAをどうにかケータリングに誘う。
すると、
向井｢ あれ、Aご飯まだなん？ ｣
｢ あ、こーちゃんおはよ！お疲れ様！ ｣
向井｢ ん！ありがとうなあ、いい子にしてた？ ｣
｢ あったりまえ！ ｣
別仕事で合流が遅くなる予定だった康二が少し巻けたのかみんなが昼食取ってる時に楽屋に来た。
いい子に、ねえ。あ、そうだ。
宮舘｢ ねえ、康二Aがご飯食べずにお菓子食べてんだけど、怒ってやって？ ｣
｢ ちょ、涼太。話が違う！ ｣
向井｢ えー、Aご飯食べてないん！ ｣
康二も優しいからAに怒れなくて。
結局、
向井｢ はい、あーん。俺と一緒に食べよ。｣
｢ ん！美味しい！ ｣
俺が行こって誘ってもダメだったのに、
すげえな、愛の力って、なんて思い知らされた日でした。
《 紅一点はご飯よりお菓子が好きらしい 》
仕事が忙しくなるとお菓子ばっかでよく宮舘に怒られてるんだとか……？
宮舘×A fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 358人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るん | 作成日時：2022年11月17日 1時
