【赤髪の白雪姫】紅く色づく銀世界Ⅱ (ページ6)

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#54 さよならは言わないページ6

＊・オビside・＊

酒場を出て、学問街に戻る。

("呼んでよ"か...)

オ「あんたとは、明日でさよならな気がしないや」

『さて、どうかな』

オ「えぇー？そこは私も〜とか言ってよ」

『ふふふっ冗談よ。オビ、私も貴方の事知れて良かった』

くるっと振り向いて言うA嬢。

『またね。...二日酔いになったら薬出すから言ってね？』

オ「いやいや、今日ぐらいの量じゃ俺は酔いませんよ」

『それは失礼しました。...じゃあ、おやすみ』

オ「おやすみ」

ひらひらとお互いに手を振った。

ｰｰｰ王城組が発つ朝ｰｰｰ

ユ「白雪ちゃん、リュウ君！
はい、これリリアスのお土産。持っていって！」

白「えっ！ありがとうございます...！！」

鈴「ユズリ、俺には？」

ユ「鈴はまだリリアスにいるんでしょうが」

『2人は置いといて...こうして知り合えたんだもの、
また何か私たちにできる事があれば言ってね！』

鈴「俺も呼ぶからよろしくねー宮廷薬剤師どのどの」

昨日ゼン達がウィスタルに戻って、今日は
白雪達が出発する。

鈴「リュウ君、おチビとか言ってごめんね」

リ「いいよ」

キ「リュウ！また来いよ」

リ「え？」

キ「なんで "何が？" みたいな顔すんだ！
ここに！遊びにだよ！仕事でもいいけど！！」

リ「わかった。またねキリト」

ガ「リュウのところにも連れてきてあげなさいよシダン」

『おっいいじゃないですか！
私も久しぶりに行きたいです、ウィスタル城の薬室』

シ「...それつまりお前の仕事場だろ...絶対嫌だ」

『ええーっ』

白「うふふっぜひおいでよ！喜んで招待するから」

『ほんと？嬉しいわ！

......会えるまでの間、寂しくなるね』

3人の顔を順々に見る。

『ガラクさん、白雪、リュウ！帰りの道中、
どうかお気をつけて。また会いましょうね！！』

「「「もちろん！」」」

白「ではリュウ。王城での務めに向かいましょう！」