【赤髪の白雪姫】紅く色づく銀世界Ⅱ (ページ47)

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#95 程よい甘さページ47

ゼ・ミ「「おぉ〜！！」」

木「すごいね A。2つも用意したんだ」

『はい！オビの話から、ゼンとミツヒデさんは甘いもの、
木々さんはさっぱりしたものが好きなのかなーと思って』

机に並べられたデザートは2つ。

チョコレートのオペラケーキ

それと、アールグレイとレモンのスコーンだ。

白「美味しそう！！お茶も入れるので食べましょうよ、
皆さん！」

(どうかな...？きっと美味しいと思うんだけど...)

ゼ「うん！美味い！」

ミ「いくらでも食べられそうだな」

オ「さすがA嬢だね」

まずは男性陣から高評価を貰えた。

木「Aが作るスイーツは、程よい甘さで食べやすい」

白「それに、見た目も完璧ですよね！」

『え！？そんな...皆褒めすぎですよ...？

私の作ったものでそこまで喜んでくれるのなら、
いつでもいくらでも作っちゃいます！』

力こぶを作ってぎゅっとしてみせた。

ゼ「こないだの白苺のタルトケーキも美味かったし
Aの腕はたしかだな。

......そうだオビ。
明日出かけるかもしれんから支度しておけよ」

オ「ん？主どっか行くんですか？」

ゼ「まあまだわからんが...明日は兄上に呼ばれてる」

＊・オビside・＊

大晩餐会から数日、俺達側近は主によって集められた。

ゼ「そういう訳だ。

正式に決まるまで他言無用だが、それも少しの間だ。
やる事は山程ある」

木「その日はいつ頃に？」

ゼ「4ヶ月後だ」

(4ヶ月後...)

A嬢の滞在は半年。

それが終われば、
早くもA嬢はリリアスに帰ってしまう時期になる。

(その前に...A嬢との関係を少しでも変えられたらな)

ｰｰｰクラリネス王国にて
4ヶ月の後、戴冠式が執り行われるｰｰｰ

＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・

次回から特別編になります！

内容は、あきづき空太先生書き下ろしの、赤髪の白雪姫ドラマCDのお話。

たぶん、きっと、おそらく絶対...
途中で続編Ⅲへと移行します。

時系列としては、

晩餐会後から戴冠式までの期間に起きた出来事とするので
そのようにお受け取りください。また、

【赤髪の白雪姫】紅く色づく銀世界Ⅱ

の作者コメントは
この場をもって続編Ⅲへ移させて頂きます。

皆さん、続編Ⅱいかがでした！？

個人的には、#49のタイトル《Nocturne》がとても気に入っています。

夜想曲...
続編の最初のタイトル...語りたいけど文字数が((

またお会いしましょう！笑