【赤髪の白雪姫】紅く色づく銀世界Ⅱ (ページ15)

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#63 白苺のタルトページ15

ケーキを切り分けて行く。
作ってきたのは白苺のタルトケーキ。

皆美味しいって食べてくれるといいなぁ。

『用意出来たよ！どうぞお召し上がれ！』

白「わぁ〜すっごく美味しそう！頂きます、A！」

皆で手を合わせて頂きますをする。
私も一口。

(うん、良かった美味しい。リリウィス茶とも合う！
皆はどうかな...？)

ユ「美味しい〜！さすがA！」

白「ほんと美味しいですね！」

リ「うん、甘すぎないし良い」

鈴「リリウィス茶とも合うぜー」

キ「A、おかわり！」

あぁ、皆喜んでくれてる。口々に褒めてくれて嬉しいな。
オビは......黙々食べ進めてるけれど、どうかな...

反応が気になって少し見つめてしまう。

オ「めっちゃ美味いよ。あんたこんなの作れるんだね」

視線に気付かれた？気がする。

(黙々食べ進めてるって事はつまり美味しいって事よね、
実際そう言ってくれたし、うん)

『お菓子作りはね、得意なの。お料理も小さい頃はよく
お手伝いしていたからある程度は出来るわ』

ユ「Aの作るものはほんとハズレなしで、
間違いなく美味しいよ！」

『ふふっ。ありがとうユズリ。
皆が喜んでくれたならそれで良かった！』

オ「へぇ〜」

白「オビも料理得意ってこないだ言ってたよね？」

『え？そうなの？』

オ「へ？まぁ...作り方わかれば大体は作れるよ。
A嬢みたいにスイーツ系は作れないけどねえ」

鈴「俺全然作れないから尊敬するわー」

(意外なような、器用そうだから納得なような...
いいな、いつかオビの作った料理食べてみたいわ)

リリン

白「！誰か来ました。私出ます！」
リ「おれも」

薬室の鈴が鳴らされる。
白雪とリュウが出てくれた。

イ「やあ。薬室に来るなど、いつ以来かな」