番外編 ろまんちっく ページ34
高校を卒業後、私は飲食店で働いたのち、小さなレストランを経営していた。
爆豪君も定期的に来るので、私は日々料理の腕を磨く。爆豪君にギャフンと言わせてやるんだ！ちなみに今日はスマホで連絡があった。
「よう」
「いらっしゃいませ〜、って爆豪君か」
閉店間近に爆豪君が来店してくる。参ったな、いつもこの時間にくるんだ。常識というものを知らないのだろうか。困った客だ。
「もう閉店間近だよ？」
「そーだな」
「そう言うと思って……作り置きしておきました！」
ラップをかけた料理を爆豪君の前に出した。
「今温めるから待ってね」
「いや、いい」
え、食べないの？ もしかして、要らない気遣いだったかな？
「俺んち来い」
「お邪魔しまーす……うわぁ広い」
爆豪君が住むマンションにお邪魔させてもらう。いや、おしゃれなとこだなぁ。
「料理温めやがれ」
「あっ、はいただいま」
爆豪君が家に誘うなんて予想外だった。店も慌てて閉めて来ちゃったよ。
電子レンジに料理を入れる。爆豪君は何やら冷蔵庫を漁っている。
チンッ、といい音が鳴り私は電子レンジをあけた。ちなみに作ったのはカレー。辛いやつだ。
「ビールでいいか」
「私の分もあるの？ ありがと」
あいにく私はお酒に弱いので少しの量ですぐ酔う。だから、ビールなんて飲めないがここで爆豪君の優しさを断るのもどうかと思った。
「……風呂入ったのか」
「爆豪君が来る前に、シャワー浴びたんだ。店番はお母さんに任せてね」
爆豪君は既に酔っているようだ。私の肩に顔をグリグリと押し付けている。
「どうしたの？ なんかあった？」
珍しい爆豪君の様子に困惑していると急に私から離れてビールを開けた。
「飲め」
「えっ」
「はよ飲め」
そう言って爆豪君に無理矢理瓶ビールを飲まされた。
そこからの記憶は消えた。
「ば、ば、ばくごう、くん」
「……やっちまった」
朝起きたら二人仲良く裸で寝ていました。
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無気力に自信が有る人 - かっちゃんって私と私の親友を足して割った感じがするんですよねー(笑) (2021年10月15日 20時) (
レス) @page29 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 内容見ていいなぁってちょっと感動してたのに次のお話の題名見た瞬間吹いたｗチンピラ＝きんぴらｗ (2020年5月20日 17時) (レス) id: cca091ad1c (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 一気に読ませて頂きました！キスで入れ替わったり、かっちゃんが助けてくれたり、番外編も面白かったです！ (2019年3月3日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
カリカリうめ(プロフ) - サイコーでした！ありがとうございます！！ (2018年8月20日 23時) (レス) id: 5501794369 (このIDを非表示/違反報告)
林檎＊(プロフ) - 面白かったです！次作期待してます！ (2018年8月20日 16時) (レス) id: 5de317d7bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くず湯 | 作成日時：2018年8月3日 23時
