げーむちゅうどく(未完)【爆豪】 (ページ17)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:9,185 hit

軽傷？ 17 ページ17

「かっこいいぜ、イレイザーヘッド……」

蛙水の顔は崩れることなく、存在している。相澤は立ち上がり、こちらを睨んでいた。

「手っ、離せぇ！」

緑谷のスマッシュは脳無に吸収された。脳無が緑谷に腕を振り上げる。それを助けようとした蛙水にも、死柄木の手が迫っていた。

まさに絶体絶命。だが、そのとき。ドアが吹き飛ばされた。

「私が、来た！！」

いつものヒーローに、笑顔はなかった。

「コンティニューだぁ」

嬉しそうに死柄木は言う。脳無は、さっき飛ばした女を見ていた。

蛙水がやられそうになる一瞬の隙をつかれ、鈴木は脳無に吹っ飛ばされた。ボロ雑巾のように地面に転がっている。

はっ、とするうちに緑谷は、蛙水と峰田と相澤と一緒にオールマイトに運ばれた。

「相澤君を頼んだ」

オールマイトにいつもの余裕は見られなかった。

脳無を倒した後だった。死柄木は最後のあがきにオールマイトを掴もうとする。

緑谷はたまらず飛び出した。オールマイトはもう戦えない。それを知っている緑谷だけが、唯一飛び出した。

手が、緑谷に伸びてくる。

そのとき、２発の弾丸が手に当たった。

ヒーローの、到着。

そして、もう一発が

「あ、ぶな……」

鈴木の拳銃のものだった。