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「推薦……だと……」
「悪い、先に受かった」
轟の野郎、まさか推薦合格するとは。つまり入試は俺だけ受けるのか！ 寂しい！
「轟〜一緒に入試受けようぜ」
「断る」
「なんでだよぉ、寂しさMaxだぜ……」
「落ちるなよ」
轟は余裕そうに教科書を読み始めた。いつものすました顔が今日は倍ムカつく。クラスの女子、こいつ見てキャーキャーすんな。性格はひでぇやつだ。
入試まであと少し。轟曰く、勉強は大丈夫だが実技がわからない以上、受かるかはわからないらしい。マジかよ、落ちたら士傑行こ。
「はぁ……俺の一発芸個性で一体何ができるんだか……」
轟の冷たいような呆れたような目線を横に受け流しながら、ため息をついた。
*
俺の個性は弱い。というのも、規模がショボいのだ。前に轟にどれくらい氷を出せるか聞いたら建物覆うくらいは楽勝だと言っていた。俺？俺は精々一般家庭のトイレくらいしか覆えませんよ。
代わりといってはなんだが、俺はキャパオーバーがない。俺自身が寒さに耐性がある皮膚をしているらしい。ちなみに口の中は凍る。あと血も凍る。
雪を降らせたりも出来るが、対ヴィランで使えるかといえばNOだ。だが氷も降らせる。こちらは当たれば痛いので充分使えるだろう。
とまあ俺の個性についてはこれくらいだ。轟の方が強いだろ？ やはりイケメンは優遇される運命らしい。
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レイン - 夏樹さん» それな (2019年1月14日 6時) (
レス) id: a956189dd3 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2018年12月25日 17時) (レス) id: 298df37785 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 超おもろい (2018年12月13日 16時) (レス) id: 0f6b459a4e (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - 血液凍るなら、心臓あたり凍らせれば一発じゃん！ロボも電気回路とかメモリーチップ凍らせれば勝ちゲーじゃね？轟は細やかなコントロール(個性に頼ってた結果)出来ないらしいけど。 (2018年12月8日 2時) (レス) id: c6eef1b13e (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 自分の姉さんは売っちゃだめだろww (2018年12月3日 7時) (レス) id: 21ac21fda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くず湯 | 作成日時：2018年11月27日 19時
