【BL】肺潰し。

たばこが七本 ページ8

Aside







なんか…薺が真面目な顔してる。






…肺潰しのことか？







薺は強いから大丈夫だと思うけど。







…俺は…勉強なら。、









…だからといって克服なんてする気ないけど。







「おい、外でねぇの？」





『…今行く。』







薺、置いてくなよ。相変わらずマイペースだな。







マイペースなのは俺の方か？







……影薄いのか濃いのかわかんねーな。、








…外、出たけど…タバコ買いに行くか。







いつもてきとーに歩いているけど、今日は人通りが少ない気がする。







「あ、そうだ」






『ん？』







歩いていたら急に話し出した。








「肺潰し集団に会ったら言えよ？…薺様助けてくださいって」









『誰が薺様だよ。』







「冗談。ジョーダン、…ま、連絡しろよ？」








声色が低くなった。







顔もなんか…真面目な感じ。







『…わかったよ。』









そんな声で言われたらそう答えるしかないじゃんか。







『…薺も言えよな？A様助けて下さいって。』







「おう。まぁ、役に立つかは分かんないけどな。A様は。」







『殺すぞ。』









まあ、肺潰しなんて集団なんかに負ける気がしないが。









薺は俺が守る。







守れる…よな。

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