煙草が五本 ページ6
Aside
「…あ、やっとあけてくれた。」
『来んの早すぎるわ。』
爽やかな笑顔で扉の前に立つ薺。
お前は体は細いのに、その運動神経はどうなってるんだ。羨ましすぎるだろ。
「お邪魔しまーす。」
『先、リビング行ってて。お茶持ってくる。』
薺をリビングへ向かわせ、俺は台所に行った。
冷蔵庫を開けると……うわ、どうしよ。異常に何もない。
…本当に無駄がない冷蔵庫だ。 物がなさすぎる。酒以外にも、食材くらいストックしておくべきだった。
一応、麦茶があるからそれを注ごう。
俺は冷蔵庫からキンキンに冷えた麦茶を取り出し、硝子コップに注いだ。
…麦茶も、また作っておかないとなぁ……。
そんなことを考え、コップを両手に持ち薺が待つリビングへ向かった。
『ほい、麦茶。』
「おー、ありがと。…まぁ、流石に朝から生ビールはないよなー。」
おい。サラッと本音が出てるぞ。
…別に、朝から飲み過ぎたとか…、そんなんじゃねぇからな?
『…酒は出さねーよ。』
「え〜。テーブルの上にこんなにビールの空き缶がほっぽらかされてんのに?」
『うっせ。今片付けるっつーの。』
こいつの微妙に鋭いのがムカつく。もっと鈍ければよかったのに。
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かなで(プロフ) - 終わりですか?続きますか? (2018年3月11日 18時) (レス) id: 3dad58bb65 (このIDを非表示/違反報告)
rabbitの死神さん@絶賛鬱中(プロフ) - 操さん» 有り難う御座います。これからも頑張らせて頂きます・:*+. (2017年12月2日 12時) (レス) id: 8bab4445ef (このIDを非表示/違反報告)
操(プロフ) - この作品大好きです、100票目頂きました。更新応援してます。 (2017年12月2日 11時) (レス) id: bb4428639b (このIDを非表示/違反報告)
rabbitの死神さん@絶賛鬱中(プロフ) - 月華さん» イケメンとは罪なものです。。(*´-`) (2017年11月17日 21時) (レス) id: 8bab4445ef (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - まさかの痴漢wwイケメンは、大変ですなーWWWWWW (2017年11月17日 20時) (レス) id: 8dfa9af763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rabbit@死神 眼帯魔 雨夜桜 x他3人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年10月31日 14時