検索窓
今日:2 hit、昨日:44 hit、合計:258,714 hit

15. 記いてください。 ページ20

「えーっと、肩幅が…」






え、やばい。近い近い近い。←





女子がこんな至近距離に居るなんて初めて…!






珍しく、心臓がドクンドクンと大きく鼓動をたてた。







勿論、卑しい気持ちなんてさらさらないが、やはり年頃の男子高校生である。





少しくらいは、感じてしまう女と男の違い。









薫りとか、手の大きさとか、身長とか……、







普段は何気なく通り過ごしている物も、間近でジーッと見ると、かなり違いがわかる。




女子の手は、男みたいにごつごつしてないし、小さい。それに、身長も150とちょっとしかない。転んだりしたらすぐに壊れそうだ。









………って、何意識してんだおれ!!









今まで散々あったろ、女子に迫られることなんて…っ。






いやまぁ、今は別に迫られてるわけじゃないんだけど。←






至近距離で女子に告白されたことだって…、キスされそーになったときだって…!








ふとそんなとき、八王子先生の顔がふわんと浮かんだ。









『あ''ぁ''ーーーッ…!』







ダメだ、それはダメだ!





保健室でのあんな出来事っ…ハプニングなんて、忘れてしまえばいいんだッ…!!






おれは顔を思いっきりブンブンと振って、自ら頰を両手でビターンと叩いた。





すぐに頰に熱が集まり、ジンジンと痛みが滲んできた。







予想以上にそれは痛く、やらなきゃよかったとおれは数秒後に後悔した。







「……Aくん、どうしたの…?なんか、悩みでもあるの?」





サイズを測っていた女子が、測りを片手におずおずと訪ねてきた。





…なんか申し訳ないな。




『…いや、だいじょーぶだよ。…有り難う。』






別に、やましいことなんてないからね!

お久しぶりなのに、新作宣伝ですみません。→←14. もっと聴いてください。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (329 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
454人がお気に入り
設定タグ:BL , オリジナル , オメガバーズ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜狐 - お疲れさまです!!途中まででしたがとても面白かったです!!(*´▽`*) (2018年12月16日 18時) (レス) id: e9368db4a9 (このIDを非表示/違反報告)
あいあむ - もう続きが来ないんだなあ…と思うと少し悲しいですが、おつかれさまでした。 (2018年6月2日 18時) (レス) id: 54f25622c3 (このIDを非表示/違反報告)
rabbitの死神さん@絶賛鬱中(プロフ) - ししまいさん» コメント有難う御座います。この作品は、実在している同人誌を基にしておりません。以前にも同じようなコメントを頂きました。他の作品と似ている部分も沢山あるかもしれませんが、あくまでもこれは僕が考えて創作したもので御座います。パクリではありません。 (2018年1月14日 22時) (レス) id: 8bab4445ef (このIDを非表示/違反報告)
ししまい - BL漫画を元にされてますか?なんかストーリー設定があるBL漫画と全く同じなのですが… (2018年1月14日 12時) (レス) id: a87d217e00 (このIDを非表示/違反報告)
rabbitの死神さん@絶賛鬱中(プロフ) - 華糀さん» 有り難う御座います(*´ω`*)頑張ります。 (2017年12月17日 15時) (レス) id: 8bab4445ef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:rabbit@死神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ameyozakura/  
作成日時:2017年10月9日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。