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42 何だったん ページ2

なんかシューズ買うだけだったみたい。
私必要性あった???

普通に嬉しいけど。

そのあとはテキトーにぶらぶらして、今ベンチでジュース飲んでるなう。
なんかセミセミさんともこんなことあったな。


私はベンチの右側に、白布はベンチの左側に座っている。
私は右手で缶ジュースを飲みながら、左手はベンチに乗っけている状態で、一方白布はその逆で、右手をベンチに乗っけている。

つまりあと一歩で手が触れるのだが、私はそんなことに気づきもせずひたすらジュースを飲み続けた。


????



指先になんか。
自分の手を見てみると、白布の指の3分の1くらいが、私の指に触れている。え気づいてない?ちょっとドキドキしすぎて白布の顔見れないけど、なになになに。



「今日は付き合ってくれてありがとう。また明日学校で」

『お、おう…じゃあね』



気づいたら白布とバイバイしてた。
何が起きたん?

頭がついていかない。太一に相談しようという発想すら出てこない。
明日から白布とどんな顔して会えばいいの?




――

翌日。特に何もなし。
必要最小限の会話するだけ。え、何だったん?この数日。

私とのデートつまんなかったかな。やっぱり私のこと無理だわってか。
いやいや、前提がおかしいんだ。振られてる時点で最初から脈なしじゃないか。


ちょっと距離が近づいちゃうと、どんどん欲深くなってしまう。白布なんて生きててくれるだけでありがたいのに。

何を期待してたんだ。
期待するから、辛くなるんだろ。

好きじゃないなら、あんな期待させるようなことしないでくれ。

ただ一方的に好き好き言ってた頃はこんなこと思わなかったのに。



ずっと、白布に振り回されてるなー。

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作者名:Blue Leaf | 作成日時:2021年11月24日 13時

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