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継子。2 ページ23

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早速少年の元へ行ってくる!


と立ち上がった杏寿郎に、

Aも立ち上がる。





「私も一緒に行く」


「……それは構わんが、何故だ?」


「会いたいもの。炭治郎くんに」


「俺を嫉妬で狂わせたいのか!!」


「杏寿郎が言わせるからでしょ」





こんなに嫉妬深い杏寿郎が、

本当に、炭治郎を継子に迎えて大丈夫なのだろうか。


そんな不安は、不思議とAには全くない。



炎柱としての煉獄杏寿郎が、

己の後見を育てたいと、そう願っているのだ。

炭治郎を認め、更なる高みへ導こうとしている。





「炭治郎くんを口説きに行くなら、少しでも手助けできたほうがいいでしょ」


「くどっ……!?」


「言葉の綾よ。ほら、行きましょ」


「君は俺の妻だ!!俺だけのAだ!!それだけは肝に銘じておくように!!」


「はいはい、分かってます」





炭治郎は蝶屋敷で療養中らしい。


杏寿郎はAの手を取り、歩き始める。


手を繋ぐ必要があるのかと尋ねたAに、

必要はないが、繋ぎたいと笑顔を返され。


それならば仕方ないと、

Aは大人しく手を引かれた。





「炭治郎くん、受けてくれるかな?」


「うーん!どうだろうな!どちらにしても、俺の想いは全て伝えるつもりだ!」


「…そうだね、…炭治郎くんならきっと、杏寿郎の想いを繋いでくれる気がするなぁ」





ぎゅ、と握った手に力を込める。

Aに視線を向けた杏寿郎が、嬉しそうに目を細めた。





「こうして手を繋いで歩くの久々だね」


「…ああ、そうだな」


「……ふふふ、幸せって顔してる」


「…よもや、バレていたか」





杏寿郎の幸せに溢れた表情に、

Aも微笑んだ。



杏寿郎と暮らす毎日は、

Aと暮らす毎日は、


本当に、ただただ幸せに溢れている。



こんな時間がずっと、続けばいいのにと。

何度そう願ったか分からない。





「炭治郎くんを継子にしたら、二人きりの生活じゃなくなっちゃうけど…それはいいの?」


「よもやいいわけがないだろう!」


「え、」


「竈門少年は俺の生家に住んでもらう!時間の許す限り稽古をつけるが、Aとの時間は何があっても守る!」


「……本当に、私の事愛してるよね」


「?当然だ」


「……私も、誰にも負けないくらい大好きだけど」


「…あまり可愛い事を言わないでくれ」









※炭治郎には、兄上の継子になってほしかった…

という私の願望(´-`)

こんな日もある。 →←継子。



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香澄 - とっても面白いです!!今日の朝は電車で笑いを堪えながら見ていました笑。更新頑張ってくださいね! (2月19日 21時) (レス) @page8 id: 130dd00968 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます、分かりにくくてすみません、わざと火の表記にしています。日の呼吸について詳しく明かされていない状態での会話になるので…… (7月22日 14時) (レス) @page22 id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - 失礼かとも思うんですが、火の呼吸じゃなく日の呼吸ですよ! (6月19日 22時) (レス) @page22 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
- 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 番外編.有能妻の日常のここの部分 待っていろ!と掛けて行った。 これ正しくは駆けて行ったではないんでしょうか? (2021年11月2日 1時) (レス) @page34 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません。。。 物語一気に読んじゃいました。 この物語では煉獄さん生き延びることが出来て良かった です。。。 その後のお二人のことが気になります。 (2021年11月2日 1時) (レス) @page33 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユリア | 作成日時:2021年2月13日 23時

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