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突然の告白。 ページ1

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「おう煉獄、この後飲み行こうぜ」


「今回も、一人も欠けずに柱合会議を無事に終えられて嬉しいです!行きましょう煉獄さん!」





半年に一度の柱合会議。



蜜璃の言葉の通り、今回も誰一人欠けることなく迎えたそれを終え、

もはや定番と化した打ち上げなるものに誘われた杏寿郎。


だが、





「すまんが俺は遠慮する!」


「あ?んでだよ」


「妻が待っているのでな!俺はこれで失礼する!!」





腕を組み、
変わらずの大音量で響いた声に


一同は固まった。



…つま?





「「……は?」」


「む!?聞こえなかったのか?」


「いや、は?…妻?」





それはまさしく、

杏寿郎が結婚しているという事で。


柱一同、驚きを隠せない。



結婚はおろか、今まで女性の影すらなかったのだ。


少なくとも半年前は、そのような相手は居なかったはずだった。





「は?お前結婚してんの?」


「うむ!」


「そんな話聞いてねぇぞォ」


「聞かれなかったのでな!それにAと夫婦になったのは先日の事だ!」





益々もって、謎である。


この、強くなる以外に興味もないような杏寿郎を、

結婚するまでに至らせた相手とは。



この男が放っておくわけもない。





「派手に気になるじゃねぇか!会わせろ!」


「私も気になります、やはり後継ぎが必要だったからですか?」


「そうではない!俺がAに添い遂げてほしいと告げた!」


「きゃー!!素敵だわっ!煉獄さんの好きな人なんて会ってみたい!!」



 

興奮する蜜璃達をよそに、

杏寿郎は静かに首を横に振った。



そして一言。





「駄目だ!!」





と、告げた。





「どうしてですか?」


「Aとの結婚は秘密だ!!」


「いや思いっきりバレてんじゃねぇか」


「正直かなり焦っている!」


「どうして秘密に?」





しのぶの言葉に、少し考える杏寿郎。



バッと頭を上げると、
約束なのだと声を上げた。



そして


杏寿郎の口から告げられる、


二人の出会い。






.

出会い。→



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香澄 - とっても面白いです!!今日の朝は電車で笑いを堪えながら見ていました笑。更新頑張ってくださいね! (2月19日 21時) (レス) @page8 id: 130dd00968 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます、分かりにくくてすみません、わざと火の表記にしています。日の呼吸について詳しく明かされていない状態での会話になるので…… (7月22日 14時) (レス) @page22 id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - 失礼かとも思うんですが、火の呼吸じゃなく日の呼吸ですよ! (6月19日 22時) (レス) @page22 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
- 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 番外編.有能妻の日常のここの部分 待っていろ!と掛けて行った。 これ正しくは駆けて行ったではないんでしょうか? (2021年11月2日 1時) (レス) @page34 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません。。。 物語一気に読んじゃいました。 この物語では煉獄さん生き延びることが出来て良かった です。。。 その後のお二人のことが気になります。 (2021年11月2日 1時) (レス) @page33 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユリア | 作成日時:2021年2月13日 23時

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