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杏寿郎さんから返事がきたのは、
水柱邸に着いてから少し経った頃だった。
戻るまで待てばよかっただろうか。
鴉を飛ばしてからそんなことを思ったが、
何度でも言おう。破門の危機だ。
杏寿郎さんの安否確認も出来るし、一石二鳥だ。そう思っておこう。うん。
杏寿郎さんの鴉、要…さんからの伝言によると、
�爐△汎麁�ほどで帰れるから、話はその時に�瓩箸いΔ海箸澄�
会える嬉しさもある反面、事の経緯を聞く覚悟をしなければならない。
杏寿郎さんが、私を…嫁に……？
師範には悪いけれど、本当の話だろうか。
確かにあの日、私と杏寿郎さんが同じ気持ちであると分かった。
…そう、分かっただけだ。
それから会えていない。なのに、
「……師範、妄想癖があるとか…」
「心外だ」
「ひゃっ…き、急に現れないで下さい！！」
「気付かないお前が悪い。鍛錬が足りない」
「……返す言葉もございません…」
背後から聞こえた声に、思わず声を上げてしまった。
確かに気付かない私が悪いけれど…
いや、でも師範柱だし。そして柱の中でも存在感薄…コホン。
さっきまで鮭大根頬張ってたくせに…
「あと二日ほどで帰れそうなので、それから話をと返事がきました」
「…………」
「あからさまに嫌そうな顔しますね…」
自分がどうにかしろって言ったくせに…
話は私がするので大丈夫です、と伝えると、
険しい表情のまま騒がしくするなと返された。
杏寿郎さんの声量は私に言われてもどうにもならないと思う。
陽が沈む頃、
師範は夜の見廻りに出掛けて行った。
私も同行させてほしいと頼んだが、今日は大人しくしていろと許可してもらえなかった。
ひと月も身体を動かしていない。
大人しくしていろとは言われたが、少しだけ剣を振ろう。
｢……あと二日、かぁ｣
沈む夕日を背に剣を振りながら、思わず口から零れ落ちる。
会いたい。
恋焦がれるとは、こんな感情のことをいうのだろう。
不思議だ。
少し前まで、視線すら合わせられなかったのに。
今はとにかく、あなたに会いたい。
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まゆ - 無理のないように頑張って下さい！ユリアさんのファンになりました٩(๑>∀<๑)۶ (2月4日 9時) (
レス) @page19 id: 311499c733 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - まゆさん» うわーーんコメントありがとうございます( ; ; )ドキドキ！嬉しいです！頑張ります(*´˘`*)♡ (2月3日 22時) (レス) id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - とても素敵なお話です！読んでいるとすごくドキドキしました♡続きが気になります！更新を楽しみにしてます⸜( •⌄• )⸝ (2月3日 15時) (レス) @page16 id: 311499c733 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - にこさん» ( ᴗ͈ ᴗ͈)” 勢いのまま完結まで書き切りたいと思います(*˙˘˙*) (1月23日 1時) (レス) id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - さやさん» (*´˘`*)♡ (1月23日 1時) (レス) id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリア
| 作成日時：2024年1月21日 14時
