16.☆ ページ16
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俺を避けていただろう。
俺の問いに、Aは分かりやすすぎるほど顔を歪めた。
…うむ、この胸の痛みには気付かなかったことにするとしよう。
かつては宇髄に理由を探ってもらった時もあった。
俺はただ、
あの日会った彼女が、今も息災なのか、
あの日を悔いて、また涙していないか、
あの日会った彼女は、
……何故、俺を見ようとしないのか、
｢…お前の口から恋物語が聞けるたぁな｣
｢？宇髄、君は一体誰の話をしているんだ？｣
｢今目の前で俺と話してるのは？｣
｢？俺は煉獄杏寿郎だ！｣
｢お前阿呆だよな｣
今思い出しても、失礼な奴だ。
だが俺には宇髄を頼る他なかった。
何度か任務を共にするだけで、互いの家を行き来するほど親交を深められたという…
何故だ。
だが、確かに宇髄は良い奴だ。…失礼でもあるが。
｢俺はただ、もう一度彼女と話がしたい！｣
｢そう言えばいいだろ｣
｢出来るなら君に相談などするものか｣
｢ぶっ……お前派手に本気じゃねーの！｣
何が可笑しいのだ。失礼な奴だ。
そうして結局まともに解決策も見い出せぬまま、時間だけが過ぎてしまった。
故に再会を果たした時、我を忘れて舞い上がってしまったのだが…
分かってはいたはずだ。
だが、
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…さすがに堪えるな。不甲斐なしだ。
それでも、
今Aは、
Aの目は、俺を映している。
戸惑っているのか、揺れている瞳に映る自分に、
逸らさせまいと触れた頬の熱に、
高揚感で、気がおかしくなりそうだった。
このまま、
この抑え込んでいる衝動を、彼女にぶつけてしまいたい。
よもや、出来もしないことを何度考えたことか。
もう、終わりは近い。
A、
もっと、色んな君を見せてくれ。
…俺が、君の隣に居られる間に。
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コロナでダウンしておりました…
回復まではもう少しかかりそうですが…
週末何話かアップできれば…_:(´*`_)⌒):_
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まゆ - 無理のないように頑張って下さい！ユリアさんのファンになりました٩(๑>∀<๑)۶ (2月4日 9時) (
レス) @page19 id: 311499c733 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - まゆさん» うわーーんコメントありがとうございます( ; ; )ドキドキ！嬉しいです！頑張ります(*´˘`*)♡ (2月3日 22時) (レス) id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - とても素敵なお話です！読んでいるとすごくドキドキしました♡続きが気になります！更新を楽しみにしてます⸜( •⌄• )⸝ (2月3日 15時) (レス) @page16 id: 311499c733 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - にこさん» ( ᴗ͈ ᴗ͈)” 勢いのまま完結まで書き切りたいと思います(*˙˘˙*) (1月23日 1時) (レス) id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - さやさん» (*´˘`*)♡ (1月23日 1時) (レス) id: bb66615edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリア
| 作成日時：2024年1月21日 14時
