1 ページ2
.
「お前まだ慣れねぇの?」
「むしろ慣れるほうがおかしいよ真希ちゃん」
「こんぶ?」
「だってあれ…犯罪級にイケメンじゃん」
変質者さながらの目隠し姿も、
私からすればとてもありがたい。
あんな国宝級イケメンと目が合った日には…
私の目玉が弾け飛ぶ。
「確かに悟は顔だけはいいからなぁ」
「正直強いのはどうでもいいの。最強だろうが最弱だろうがあの顔なら全て許される」
「振り切ってんなぁ…A」
「でもパンダ認めてるでしょ?先生の顔が世界の宝だって」
「そこまで言ってない」
クラスメイト達の冷たい視線も気にしない。
性格が悪いとか、
呪術師最強とか、
それを自分で言っちゃう痛いところとか、
そんなん全部、どうでもいい。
はっきり言って、
死ぬまでずっと見ていたい。
でもね、出来ないの。
「まぁ悟のやつもAの反応面白がって、わざと目隠し外したりするよな」
「しゃけしゃけ」
「楽しんでニヤけたツラが腹立つ」
「私だってさ、普通にしたいんだよ…」
面白がって、揶揄われてるのは分かってる。
それでもあの顔を近付けられると、
あの目で、見つめられると、
心臓が破裂しそうになる。
「あんなののどこがいいんだよ…」
「顔」
「即答だな」
「むしろそれ以外答えようがない…」
「Aは悟が好きなんだよな?」
パンダの問いに、首を傾げる。
いやいや、
まさかそんなわけない。
私が好きなのは、
「先生の顔が好きなだけ」
特にあの綺麗な瞳。
吸い込まれそうな、
あの性格からは考えられないような、
キラキラした、蒼。
ああ…
あの目を一度、じっくり見てみたい。
無理だけど。
.
257人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
調剤事務員(プロフ) - 結局,完結されないまま終わるのですね。 (2022年2月16日 10時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
manapple(プロフ) - お疲れさまです(^o^)いつまででも待ってますよ☆ユリア様のペースで頑張って下さいね! (2021年5月10日 15時) (レス) id: 6c2aa07252 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - manappleさん» 夏油先生にしちゃいました!笑 頼れる兄貴分はお話書く上でもとても助かります笑 (2021年4月12日 18時) (レス) id: 20317e0f29 (このIDを非表示/違反報告)
manapple(プロフ) - 夏油さんだー!(´∀`)ユリア様ありがとうございます!宇髄さん然り頼れる兄貴分が好きなんですw (2021年4月11日 16時) (レス) id: 6c2aa07252 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - tomiyさん» ありがとうございますー!!嬉しいです。゚(゚´ω`゚)゚。 それはもうラブラブな時間をお届けしようと思います! (2021年4月11日 10時) (レス) id: 20317e0f29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユリア | 作成日時:2021年4月3日 7時