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「お…まえ、それデートじゃねぇか!!」

「うっ……む…そう、だな…」





翌日。



週末彼女と会うことを宇髄に話した俺は、

案の定…
そう言われてしまった。


うむ、分かってはいたのだ。


Aにもそう言われたしな。





「マジで惚れてんの?」

「惚れっ…!?違う!!断じて違う!!」

「いや顔赤ーよ」

「この話はこれでお終いだ!!」

「終うかよ。派手に詳しく聞かせろ」





くぅ…派手好き男め…


たが正直の所、

俺自身分からなかった。



何故こうもAとの時間を欲しているのか。

彼女と居る時間が、

どうしてこんなにも心地良いのか。





「そりゃお前、そのコに惚れてっからだろ」

「……そう軽々しく言わないでくれ」

「遅い初恋ねぇ…」

「は…つこ…い…」

「お前マジでおもしれーのな」





派手に応援してやるぜ!初恋!


と背中を叩く宇髄。

うむ!揶揄われているな!




もしもこれが本当に、

『恋心』というものならば。


俺に分かるはずがない。


今までに、抱いた事がないのだ。





「で?どこ行くわけ?」

「博物館に連れて行こうと思っている!」

「…ハァ…却下」

「よもや!?」

「初デートだぜ?地味すぎんだろ」

「し、しかし…」

「水族館はどうだ」





聞こえた声に振り向く。


腕を組んだ冨岡が、

心なしか自信を含んだ顔で見ている。





「無難っちゃ無難だが…ま、いいんじゃね?」

「水族館か…」

「…あの一面青の空間は落ち着く」





ムフフ、と笑った冨岡。


なるほど!さすがは水柱だ!




それから宇髄にあれこれアドバイス?なるものを受け、

俺はAにメッセージを送った。



水族館はどうだろうか、

行きたいです、私水族館大好きです!



そんな嬉しそうな文面に、

思わず表情が緩む。






…これが、

誰かを好きになるという感情ならば。




俺はもっと、


感じてみたい。







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ちゃも(プロフ) - すごく好きな内容でした!キュンキュンしたり感動の涙を流したりしてしまいました!続編待ってます! (2023年1月11日 1時) (レス) @page50 id: fdbe52dffa (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 澪凪さん» 最後までお付き合い下さりありがとうございましたー!。゚(゚´ω`゚)゚。 亀更新ですみません。゚(゚´ω`゚)゚。 また長編書く際も読んでもらえると嬉しいです! (2021年11月29日 12時) (レス) id: 20317e0f29 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 京華さん» 長らくお待たせしてしまって申し訳ないです。゚(゚´ω`゚)゚。 完結まで見届けて下さって感謝しかありません。゚(゚´ω`゚)゚。 ありがとうございました! (2021年11月29日 12時) (レス) id: 20317e0f29 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - 完結おめでとうございますっ!!いやもう素晴らしすぎてトリコになっていました!!!お疲れ様でした!!!! (2021年9月29日 21時) (レス) @page50 id: f9618e512a (このIDを非表示/違反報告)
京華(プロフ) - 完結おめでとうございます!ユリアさんの煉獄さんは格好良くて本当に大好きです!ユリアさんの煉獄さん愛が滲み出すぎて私は毎回溺れています、笑...不甲斐ないなんてとんでもない!更新嬉しかったです!ありがとうございました!!! (2021年9月27日 23時) (レス) @page50 id: 483ff1bb3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユリア | 作成日時:2021年3月27日 23時

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