僕らは食用.人間2［約束のネバーランド］ (ページ9)

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　2人で顔を見合わせて驚きあうが、僕の言った言葉にレイも覚えがあるのかまさか…と言った顔をしている。

エマ「ミネルヴァさんの冒険小説！！…洞窟、宝石、蛇…この本のことだったんだよ！」

　この洞窟に…花が宝石…そして、この木が蛇…

エマ「この冒険小説は外に世界の手引書(ガイドブック)だったんだ！！」

　確かに似ている…！

　なら、この木の根っこ達が狙うのは…。

　僕はスッと歩き出し、気の根っこギリギリまで近づいた。

ドン「おい！A！！」

ギルダ「A！！」

　2人に名前を呼ばれたが、軽く手を振って応えた。

　すると、エマもレイも近くまでやってきて、みんなにこの木の説明を始めた。

　まあ、僕は説明全く聞いてなくて、木に夢中だったけど…。レイがコップを投げつけた時は音に驚いたかな。

A「本当に近寄ってこない…凄い。この木も生きてるんだ…！」

　あのGF(農園)の植物は動かないから、こういった木はとても新鮮だ…。けど、材質は木そのものだから動くとメキメキいってる。

ギルダ「ほら、Aもいくよ！」

A「うわっ！」

　じーっと観察してたら。ギルダに腕を思いっきり引かれた。みんな木登りをしていて、慌てて僕も登り始めた。

エマ「みんな手伝って！」

　エマの合図で、何人かが別の垂れている木の幹に飛んだ。

　そして…