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A「エ、エマ!あれって、鬼?!」
走りながら、斜め後ろを走っているエマに聞いた。
エマ「間違いない。でも…私とノーマンが見たのは人型の怪物で、言葉喋ってた!」
レイ「俺の記憶にある奴もだ!」
エマ「尻尾なんてなかったし、角の生えた…目のおぞましい面かぶってた、服だって着てた!」
レイ「ああ」
鬼に違いがある…?
どこがどう違うのかは聞いた限りではあまりわからないが、とりあえず、2人の記憶にはいない鬼ということになる。
マルク「ねえ!鬼ってことは、あれは追手ってこと?!」
ナット「違うよ!あいつ全力で俺達を食おうとしてるだろ!」
エマ「その通り、追手じゃない!追手なら商品を食べようなんてしない、絶対に死ない!」
A「けど、なら僕たちは…なんの鬼に追われてるの?!」
レイ「農園とは無関係で種類も違う鬼。」
捕まれば食われて終わり。全速力で走るが、僕持久力ないんだって…!早く撒かないと…!
すると、先頭を走っていたドンが、あのときの鬼ごっこで使っていた合図を出した。
!!?
ドンにしてはやるじゃん…。
僕はあえて…ギルダの方じゃなくてドンの方に向かって走った。
ドン「来た!よし!全員前だけ見て走れ!!」
鬼がこっちについてきたというのを足音と、鬼の声でよく伝わってくる。
ドン「お前こっちに来たのかよ!体力無いくせに!?」
A「ドン、うるさい。僕だってまだ走れる!」
ドン「言ったからな、途中で失速すんなよ!このまま狭い道を抜けて引き離す!」
A「了解!」
狭い道を農園にあった森の道に見立てて走る。体の使い方はわかってる。あとはタイミングと体力!
そして…鬼の姿が見えなくなってから、ギルダ達と合流した。
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名無し - この作品が止まってしまってから結構経ってますけど今読みました…好きです…続きは急がなくていいので書いてくださると嬉しいです🙌🏻 (10月29日 8時) (レス) id: bfbc9ce668 (このIDを非表示/違反報告)
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