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穴から出ると、みんなが寒さで体を震わせた。
小さい子にはマフラーを巻いてあげてるんだけど、ここは寒すぎる…。周りも暗いし…。
追い討ちをかけるようにふく風がとても寒くて…手も赤くなってくる。
マルク「ここ寒いもんね。」
ロッシー「うん、最初に落ちたところより寒い。」
ドミニク「同じ森の中なのにこうも気温が違うなんて。」
アンナ「そうね。日の光が入ってこないからかしら……。」
ドミニク「にしても寒いよ…」
長く、太陽の光さえ通さない太い木を見上げる。外に出て何度も見上げたが、どれだけ移動してもここが外の世界だという実感が湧いてくる…。
ドン「全く、今が冬で良かったな！じゃなきゃ危なかったぜ！」
A「それは違うよ、ドン。」
ナット「………うん、Aの言う通りだよ。」
ナットが本を指差しながら、ドンにこのアルヴァビネラの木の説明をした。
冬にしか入れない洞窟…。
この本は面白かったからまだ色々と覚えてるなぁ…。もう一回読んでみたくなってきた。
ドン「……………」
ギルダ「冬じゃなきゃよかったわね。」
A「いや、冬でよかったよ！本の世界を体験することが出来るなんて！」
ずっと本を読んでたからものすごく嬉しい！
本当に外の世界は不思議だ…！
空気を深く吸うと寒い風に当たっているはずなのに、体があったかくなってきた……。
ドン「なんかあの洞窟に入ってからAのテンションやばくねえか？(コソッ」
ギルダ「嬉しいんだよ…私もあんなにキラキラさせたAは初めてみたよ…。」
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名無し - この作品が止まってしまってから結構経ってますけど今読みました…好きです…続きは急がなくていいので書いてくださると嬉しいです🙌🏻 (10月29日 8時) (
レス) id: bfbc9ce668 (このIDを非表示/違反報告)
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