僕らは食用.人間2［約束のネバーランド］ (ページ7)

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　気のせいかどうかわからないけど…なんだか沈んでいってる？

　さっきより窪んだような…。

　僕のそれは本当だったようで…少しすると一気に下に落とされた。

A「え？え？えぇぇぇぇぇぇぇぇ？！」

　みんなでうわあー！っと叫びながら下に落ちる。

A「痛っ！！」

ギルダ「痛かった…私達落ちたの？」

アンナ「ギルダ、明かり灯そう…ここは暗いから。」

　持っていたランタンで明かりを灯す。周りにみんないることを確認して、考える。

A「エマたちと離れちゃったね…。どうしようか、エマたちも僕らがいないことに気づいてここまで降りてきてくれたらいいんだけど…。」

ギルダ「エマなら気付くよ、けど、こんなところに落ちたなんて気づいてくれるかどうか…。」

　結局、固まって歩くことになり、みんなでゆっくりと歩いていく…。エマやレイの名前を呼びながら…。
　
　
　
　
　

　
　

　

ギルダ「エマー！」

A「エマー！」

　少しすると、遠くからエマがギルダを呼ぶ声が聞こえた。その声の方に急いで行くと、レイもトーマもクリスもみんながいた。

　よかった…とりあえずほっとした…。

　みんなが揃えたことで落ち着いたのか、明るさが元に戻った。いや、逆にこの不思議な空間にテンションが上がっている。

A「ドン、みてみて。この虫なんだか不思議じゃない？図鑑でも見たことないよ。」

ドン「へー、どれどれ…。気持ち悪っっっ！？なんだよこの虫、お前もよくまじまじ見れたな…。」

A「ドン、うるさい。ただでさえここは洞窟で声響くんだから…。虫は悪くないよよく見たら可愛く感じるって。」

ドン「いやいやいやいや…。」

　失礼な。頑張ってこの虫たちも生きてるのに。

　また少し歩くと次はお花畑に出た。こっちも見たことのない花ばかりだった。どうやって光ってるんだこの花は…。

ドン「なあ、ここからなら登れそうだ！！試しにちょっと登ってみる！」

エマ「頼んだ！」

　中央に一本の太い幹があり、それにドンが登るらしいんだけど…次のナットの声で、みんなは恐怖した…。