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A「なんか…やる気消えそう…。」
ドン「おいおい、またネガティブモード入ってんぞ。」
みんながその話を聞いて色々と別れていった後に僕はその場で項垂れていた。
なんだか…社会の厳しさを知った気がする…。というか怖いし、量産型…ねぇ。
A「恵まれてる…のかな…僕らは。」
ママの偽りでも暖かな場所で育てられ、美味しいご飯に名前に兄弟に。
“自由”に遊べる環境…。
範囲は限られていても、ちゃんと自由だった。好きなだけ遊べたし誕生日にはママが何かくれたし…。
他のところに比べれば、圧倒的に恵まれている。
A「はぁ…。」
ソンジュ「そんなにショックを受けるな。確かにお前達は他のとこに比べれば恵まれているだろうが、ならばこの世界を変えればいい。少なくとも、お前達にはその力は十分にあるだろう。」
そんなこと言ったって、ここまで来れたのはソンジュ達に出会えたことが大きい。出会えなければどうなっていたかなんて想像も出来ないし…。
ドン「これも運だって思えばいいじゃないか。俺達は運が良い!そうだろ?」
A「ドン………うるさい。」
ドン「おいおいおい!そこは賛同するとこだろ!」
A「ああ、うんはーい。」
ドン「感情込めろや!」
いい感じにビシッとツッコミ入りましたー。けどなんか1番ドンといる方が疲れる気がする。
まあ、これからもこの運の良さが続けばいいな。
けど野良鬼に出てすぐ追いかけられなかったけ?
………いっか。深く考えとかないでおこう…。
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名無し - この作品が止まってしまってから結構経ってますけど今読みました…好きです…続きは急がなくていいので書いてくださると嬉しいです🙌🏻 (10月29日 8時) (レス) id: bfbc9ce668 (このIDを非表示/違反報告)
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