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どうして ページ16
天の声side
広間の空気は自然と冷たく重いものだった。
大包平が姿を消した。それがホワイトならまだ冷たいものにならなかったが、彼はブラック産。少なくとも精神は不安定なのが予測された
そして、何かしら呪いをかけられていた大包平はかけられた審神者から解かれたのではなく、全く関係のない部外者に無理に切られた。
つまり、魂か肉体に何かしらの異変が出る可能性が高い、とも石切丸から言われたこともあるのだろう。
刀剣達を代表して燭台切光忠が行くことになった。
理由としては関わりがそれほどでもあるわけでも全くでもないわけではない。都合が良かったのだ
しばらく話すわけでもなく待ち続ける刀剣達
すると突然ドタバタと廊下を掛ける音が静かな広間に響き渡る
普段なら怒るであろう歌仙も怒ることなく襖をさっと開けた
燭台切が転ぶようにして駆け込む
燭台切の腕には肺から重々しく咳をする大包平が抱えられていた。
息ができないのであろう彼の顔は蒼白く、手も小刻みに震えている。
すぐに薬研と御神刀が彼に駆け寄り様子を見る。
そして太郎太刀が大包平を抱え、薬研の指示に従い医務室に向かう
_____________どうしてこんなことに＿＿＿＿＿＿
そう誰かが呟いた声はやけに響いた
誤字修正しただけです。すみません。
響き渡ってどうする
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作者名：立ち寝 | 作成日時：2019年4月6日 15時
