ズキズキ ページ27
とある何でもない日のこと。
特に会う約束とかはしていなくて、またいつものように決まった道からコンビニへ向かう。
緩くダボッとした部屋着で、携帯をいじりながら歩いていく。
ながらスマホ?んなの知らん(((
ふと前に視線を移せば見覚えのある紫色の髪色。
隣にいなくても、見かけただけで嬉しくなり、彼の方へ走り出す
が、隣にはふわふわしてて、小さくて可愛い女の子がいて。
女の子は志麻さんの腕に自分の腕を通し、ぴたりとくっ付いて、楽しそうに話して笑い合っている。
呼び止めようと伸ばした手が空中でぴたりと止まる。
そのままの状態で固まっていると、2人がくるりとこちらを振り向いた。
志麻さんは焦ったように弁解をしようとしている。
『うちだけが好きだなんて、愛してるなんて、全部全部嘘やったんですね』
自分でも驚くくらい、酷く冷たい、少し掠れた声が出た。
やっぱり全部、全部嘘だったんだ。
『好きじゃないなら、言えばよかったのに、、
さようなら、志麻さん。お隣の可愛い子といつまでもお幸せに。』
後ろでは違うとか待ってとか、色んな声が聞こえるがもう自分には関係ない。
ゆっくりと来た道をもどっていく。
決して、後ろを振り返らずに。
うち達は交わることが許されない存在だったんだ。
それを破って幸せになろうとしたから。
うちが、志麻さんのことをよく考えずに付き合ってしまったから。
きっと神様は罰を下したんだ。
ポケットから携帯を取り出し、某メッセージアプリを開く。
可愛らしい背景の上にずらりと並んだ、楽しそうで幸せそうなうちと志麻さんの会話。
いっその事、消してしまおうか。
たぷ、とブロックのボタンを押す。
これで良かったんだ。
これが正解なんだ。
一応、Twitterも繋がっているためフォローを外し、名前からリスの証である王冠を外す。
好きじゃないなら言えばよかったのに。
心にぽっかりと穴が空いたような感覚がして、一人、部屋でぼーっとする。
信頼を失った少女の瞳は灰色の膜が張っていて、大粒の雫が零れ落ちていた。
『誰か、"私"を愛してください、、』
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*.。.*.。.*゚
久しぶりの更新!
シリアスは大好きなんで更新しました♡
遅れて申し訳ありません!
次からは気をつけます、
ばとんたっちぃ!
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あやのり(プロフ) - 終わり??OWARI??へっっ??? (2019年12月27日 17時) (レス) id: cb1eae126a (このIDを非表示/違反報告)
ほぷる(プロフ) - みぐるさん» コメントありがとうございます!好きと言ってくださりありがとうございます、、!その言葉が励みになります、、!まぁ、ほぼなーちゃんのお陰なので、、これからもゆっくりですが頑張りますね! (2018年7月30日 18時) (レス) id: 93eab5186e (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - みぐるさん» コメントありがとうございます!!ほんとですか!?いやぁ、相方のお陰ですかね!最近更新できていないのが申し訳ないです、、気長に待っていて頂けると嬉しいです! (2018年7月30日 17時) (レス) id: 9d53b24261 (このIDを非表示/違反報告)
みぐる - (この作品)好きです! (2018年7月30日 14時) (レス) id: d0c7ccb735 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - まお@USSS.loveさん» 2度目のコメントありがとうございます!!いい意味でヤバいお話を作ってくれているのはほぷるちゃんですよ(((応援有難う御座います!頑張りまっす! 会話するならボードでしろよって話ですよねごめんなさい(((僕も気をつけますね! (2018年6月28日 16時) (レス) id: 9d53b24261 (このIDを非表示/違反報告)
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