ヨナの姉（桃龍）は四龍の戦士にとって大切な存在☆ ２

４８話 ページ18

名前達が話していると、ここの住人と思われる人達が現れた。




住人｢お客人か･･･？｣


ユン(ここの住人！？どう出るのが正解だ･･･)




ユンはどう出るかを考えていると、横からキジャがずばっと言った。




キジャ｢ここに青龍をつれてまいれ！！｣


ユン｢直球すぎだ｣




キジャの言葉に住人達は顔を見合わせ、不思議そうな顔をした。

そして･･･




住人｢そのような名の者、ここにはいません｣




住人はそう言うが、キジャも引き下がらずに言った。




キジャ｢名ではない。龍の血を持つ者だ｣



キジャ｢隠さずとも良い｣



キジャ｢姫と主がお待ちだと伝えよ｣





キジャがそう言うと住人達は名前とヨナの顔を見た。

それでも｢いない｣と言った。

そして、強制的に帰されそうになったが、ヨナが｢怪我人がいるの｣と伝えると｢ここにいてもいい｣と言ってもらえた。

だが、住人が最後に意味あり気な顔で言った。




住人｢ここは迷路のように入りくんでおります。あまりウロウロなさらぬよう｣


住人｢何があっても責任持ちませんよ｣




＊＊＊＊＊




皆が住人の人と話している時、名前は１人考え事をしていた。




ーーここに入る前も思ったけれど、なんて悲しい気持ち。


ーー青龍に近づくにつれ、どんどん悲しい気持ちが強く伝わってくる。


ーー青龍はこんなにも悲しい気持ちで今まで生きてきたの？


ーーなぜかしら･･･。


ーー会ったのは１回だけ。


ーーそれも、夢の中。


ーー四龍達が覚えているかもわからないのに･･･それなのに何故こんなにも気になるのかしら？


ーーまるでずっと昔から知ってるかのような･･･。


ーー１体何故･･･？

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