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一旦自宅に戻って着替え、壱馬と一緒に会社のエントランスをくぐった。
「A！....と壱馬くんも！おはよう」
『あ、すみれ、おはよう』
「おはよう」
「じゃ、また後でな？A」
『あ、うん。また』
微笑んでから背中を向けて去ってしまった彼を見送ると、隣で何か言いたそうにしているすみれに視線を向ける。
「え、なになに2人揃って出社って事はついに2人は...？」
すみれの期待する様なまなざしに頷けば、きゃーっと歓声をあげる彼女。
「吉野くんは...？」
『きちんと話して、返事したよ』
「何か言ってた？」
『や、、特に何も』
すみれの表情が曇ったものに変わり、一抹の不安を覚える。
「そっか、、言わないでって言われてたんだけどやっぱり言わなきゃAが後悔すると思うから言うね」
「今日、吉野くん日本経つって」
彼女の言葉に耳を疑った。え、どこに？という疑問が頭を巡る。
「今度はヨーロッパだって、Aが吉野くんと再会した日、言ってたよ。今度は一緒に着いてきて欲しいから頑張るんだって」
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フルール(プロフ) - 愁(ｼｭｳ)さん» いつも読んで頂いてありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。不定期になりますが、今作も楽しんで頂けるよう頑張りますね(^^) (2021年1月3日 20時) (
レス) id: b1c3d2b542 (このIDを非表示/違反報告)
愁(ｼｭｳ)(プロフ) - 新作スタート、おめでとうございます。そして、今年も宜しくお願い致します。切ない始まりですが……先の色々な出来事を想像させて貰える展開に、新たな楽しみが増えました。くれぐれも、ご無理のない様に進めて下さいね。 (2021年1月2日 20時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルール | 作成日時：2021年1月1日 19時
