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Aside
開場時間を向かえ、座席に着いた私達は、圧倒されていた。
ファンの子はみなとびっきりのお洒落をし、手作りのグッズを沢山持っていてLIVEを心待ちにしていることが手に取るように感じられた。
ミーハーな楓は、早速お気に入りのメンバーを見つけファンの子達に馴染んでいる様子。
すごいななんて、感心しながらも近づいてくる開演時間に何故か私がドキドキ。
そしてやってきた19:00
OP映像が流れ終わり、ついに16人がステージに現れる。
RAMPAGEの楽曲はどれも耳に残る曲調で。
さらに、広いステージを目一杯使ったダイナミックなパフォーマンスに心を奪われる。
皆がLIVEを純粋に楽しんでいるのが伝わってきて、私には彼らがキラキラして見えた。
好きなことができるって、やっぱりいいな。
曲が終わったところでパフォーマー組が捌け、残ったボーカル組。
真っ先に私の目がいったのは、グループのセンターで歌う彼。
「壱馬、、、、」
気づかぬうちに頰に伝っていた涙。
アップテイストな曲では力強く、男らしく。
バラードでは優しく。
歌声そのものが人柄を表していた。
そんな彼の人柄を感じると共に今までの思い出までも甦ってきて。
ボーカル3人の歌唱が終わり、始まったパフォーマータイム。
感動に包まれていた会場は、一気に盛り上がる。
「、、、、え。」
その中で踊っている長谷川くんの姿を見つける。
いつもの穏やかな雰囲気と打って変わって、長谷川くんのダンスは男らしく力強かった。
踊っている彼を見るのは初めてで、長谷川くんには私の知らない顔が沢山あるんだと思った。
それと同時に、
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作者名:フルール | 作成日時:2020年9月21日 18時