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もう一度公式を解きなおし、答えを確認すると正解できた。
『いっちゃん、ありがと』
「A鈍臭いんだから、ちゃんと見直しなよ。」
『どっっ!?』
いっちゃんにそう言われて思わず大声を出してしまうわたし。
『そんなストレートに言わなくてもいいじゃんか〜』
「事実じゃん」
いっちゃんは、私に関してツンがすごい。
かと思えば、苺タルトくれた時みたいにデレる時もあって。本当にたまにだけど。
ほんとに猫みたい。
少しやる気が無くなってしまったので、シャーペンを置き顔を上げると、何やら北人くんと翔平が2人でスマホを見ている。
北「ねえ翔平、もしかしてここ?」
翔「そう、そこだよ」
そんな2人の会話を聞いていると、私に気づいた北人くんと目が合う。
北「あ、Aちゃんここどう思う?
期末終わって夏休み入ったらみんなで行こうよ。」
北人くんに言われて、差し出されたスマホの画面を見る。そこには、海が見えるコテージがあった。
『わあ、いいね海。でも、ここ高そうじゃない?』
私が聞くと翔平が、心配ナッシングとドヤ顔して言う。
翔「ここ知り合いがやってて安くしてもらえるらしい。」
玲「え、いいじゃん!いこ!」
いつの間にか後ろから覗き込んでいた玲が乗り気で言う。
「樹くんも行く??」
玲がいっちゃんに聞くと、
「行く。」
そう答えたので
「じゃあ、決まりだね。」
北人くんが嬉しそうに言った。
また、楽しみができちゃったな
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フルール(プロフ) - 結さん» 嬉しい〜、!ありがとうございます!これからも楽しんで頂けるよう頑張りますね! (2020年11月15日 19時) (レス) id: b1c3d2b542 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 毎度毎度、キュンキュンです、ほんとに…。 (2020年11月14日 22時) (レス) id: 0d65ec29c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フルール | 作成日時:2020年9月21日 2時