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ねえねえ、と話しかけられ声がする方を見ると、隣の席に可愛らしい顔立ちの男の子が座っていた。
いっちゃんと並ぶくらいモテモテと言われてる吉野北人くんだ、、とすぐにわかった。
ファンの子から“ほくいつ”って呼ばれてるんだよって、この前玲に教えてもらったのだ。
「はじめまして、吉野北人です。よろしくね」
吉野くんはニコッと笑って私を見つめてる。
優しい声だな、てか私こんなモテモテな人と隣の席とか女子から恨まれないかなと余計なことを考えながらも、自己紹介されたのでそれに返事をする。
『AAです。こちらこそよろしくね。
吉野くんて、翔平といっちゃんと仲良いよね？』
「北人でいいよ。俺もAちゃんって呼ぶから。」
『じゃあ、北人くんで、。』
「うん。
いっちゃん、、、？あ、樹のこと？」
そうそうと頷くと
『同じ体育館の部活だからね〜』
よく会ううちに仲良くなっちゃった、と笑う北人くん。
「あ、そっか。ダンス部とバスケ部だもんね。」
うちの高校のダンス部は、全国でも強豪と言われるほどのレベルで、毎年文化祭のステージには多くの人が見に来る。いっちゃんと翔平は、そんなダンス部のエースで。
対する北人くんも、強豪バスケ部のエース。
大会ではMVPに輝くなど、大活躍している。
3人ともすごいね、なんて話をしてるとガラガラと扉の開く音。
『みんなおはよう〜！
今日からこのクラスの担任になった坂本陣です。みんな陣先生って呼んでな！』
入ってきたと同時に担任の自己紹介が始まる。
陣先生は、1年の時も担任だったので、私にとっては2年目の付き合いだ。
さすが関西出身なだけあるわ、と圧倒されていると隣から聞こえてくる声。
「げっ。よりにもよって陣先生とか顧問じゃん最悪〜」
小さい声で呟かれた言葉に思わずクスッと笑いが出る。
『こら北人！聞こえてんで！げって言ったやろ今！』
絶対に聞こえないくらいの声で言った言葉が、陣先生には聞こえていたらしい。地獄耳すぎる。
そんな陣先生と北人くんのやりとりを聞きながら、
なんだか今年は楽しいクラスになりそうな予感がして、ワクワクした。
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フルール(プロフ) - 結さん» 嬉しい〜、！ありがとうございます！これからも楽しんで頂けるよう頑張りますね！ (2020年11月15日 19時) (
レス) id: b1c3d2b542 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 毎度毎度、キュンキュンです、ほんとに…。 (2020年11月14日 22時) (レス) id: 0d65ec29c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルール | 作成日時：2020年9月21日 2時
