Coral pea -小町藤-2

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迎えた放課後。






私のメッセージ見てくれたかな、来てくれるかなと不安を感じながらも中庭のベンチに座って玲が来るのを待つ。






中庭の木々の葉は、いつの間にか赤や黄色にに色づき風が吹く度にハラハラと舞っている。





すると、背後でガサッと葉っぱを踏む音がして私は後ろを振り向いた。





『来てくれてありがとう、玲。』






ベンチの端へ少し移動し座り直してから、隣座っていいよという意味を込めて空いたスペースをポンポンと叩く。






控えめに隣に座った玲を見て、私は真っ先にこう告げた。





『玲を傷つけちゃったよね、本当にごめん。』






「私の方こそ、酷いこと言ってごめん。」






2人で頭を下げ合い顔を上げようとすると頭がぶつかりそうになって、思わず微笑む。





「わたし、ちゃんと2人のこと応援するから。」






私の目を見てそうはっきり言った玲。
その言葉を聞いてちゃんと話さなければいけない、そう思った。





『玲違うの、私の話聞いてくれる？』






静かに頷いた玲を見て私はゆっくりと話しだした。






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