47:ココア ページ5
まふ「そっか...笑」
神崎「うん!」
僕の意気地無しめ。
ここでバシッと言わないから。
チャンスを逃すんだ。
好きって伝えるのが怖い。
そうして、僕のシナリオだけ、彩られずに消えていくなら。
この気持ちは、隠してしまおう。
どこかの物語みたいに。小さい頃みた、お姫様みたいに。
甘い恋なんて、出来っこないや。
こんな調子で2ヶ月がたったある日。
最近神崎さん見かけないなぁ...。
そう思っていた頃だった。
廊下の方で、神崎さんであろう声が聞こえる。
神崎「今日...公園だよね!」
男子「うん。絶対...来てね?彼氏の僕との約束。」
神崎「も、もちろん...!!/////」
なんで...?な...んで?
神崎さんと一番長くいたのは僕のはず...なのになんで!?
神崎「あ、私、用事あるからここでバイバイ!」
男子「ん。」
そう別れを告げて、僕の教室に向かって走り出した神崎さん。
やばい。気づかれる。
僕は窓をしめて、何も見ていないフリをした。
コンコン
やっぱり来たんだね。
ガラッ
まふ「誰ですか...って神崎さん!?」
僕はこれから、知らないフリをする。
そう。何も知らないんだよ。僕は。
これでいい_______________。
______________________________
まふ「これが僕の苦いココアみたいな初恋でした!って泣いてる!?」
貴「いや...だって...グスッ」
あまりに可哀想で。こんなうさぎみたいなまふくんを、1人にしちゃダメだって。
改めて思った。
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リンゴアメ - 面白すぎて死にそうです( ´∀`) (2018年8月5日 20時) (レス) id: 517cf6ac4b (このIDを非表示/違反報告)
のんの(プロフ) - 羽月さん» それですそれです!笑ありがとうございます!!頑張ります!! (2017年4月15日 17時) (レス) id: dad6fdff17 (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - ちょ、え、な、何すんだyってくるみ〇ちおの時のまふくんのセリフですか? この小説大好きです!これからも頑張ってください! (2017年4月15日 6時) (レス) id: f3e6a27f66 (このIDを非表示/違反報告)
のんの(プロフ) - 晴雨さん» そう言ってもらえて嬉しいです!!!ありがとうございます!頑張りますね!(`・ω・´) (2017年3月16日 17時) (レス) id: dad6fdff17 (このIDを非表示/違反報告)
晴雨 - 面白いですね!これからがきになる作品です…!これからも頑張って下さい (2017年3月16日 10時) (レス) id: 7d1a1e6837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんの | 作成日時:2017年2月18日 18時