【そらる･まふまふ】ぼくらのマネージャーさんII【歌い手】

４４：改めて ページ2

まふ｢んしょっと｣

お皿を１枚１枚、重たそうにダンボールにつめるまふくん。


そら｢こんなにゲームあるのに、なんで呼んでくれなかったの？｣


私の家に初めて来ては、ゲームをいじりだすそらるさん。


貴｢そらるさん！？趣旨違いますよね！？｣


それを見てつっこむ私。


いつからこんな風になれたのだろう。


バリーン


まふ｢ふぁぁぁぁぁぁあ！｣


何かが割れた音と同時に、まふくんは高音で叫ぶ。


貴｢なになになになに！！｣


まふ｢ごめんなさい！！お皿が割れちゃいました！！｣


今にも泣き出しそうなまふくん。


こういう時の言葉のかけ方も、覚えましたよ！


『いいから！早く新聞紙！』

とか、こんな事を言ったら、泣き出しちゃうから、

やさしく。慰める感じで。


貴｢大丈夫大丈夫！ありがとう！ごめんね？１人でやらせちゃって...。｣


そう。自分の欠点も言うことによって、お互い様という謎の安心感がでて、まふくんも安心するはず...。


まふ｢ほんと...？大丈夫だよ！新聞紙がいるよね！持ってくる！！｣


よかった。まふくんの涙なんて見たくないからね！


そら｢ん。A。一応1箱準備できた。｣


貴｢ありがとう！！｣


どうやら、ゲームをしながらも、荷造りをしていてくれたらしい。


そら｢それと...『結構露出度高めの服着るんだね...ボソッ』｣


耳元でそう囁かれた。


貴｢ふぁ！？｣


急いでダンボールを開けてみる。


そこには、最近はあまり着なくなった服の数々。


あと、下着まで入ってる...。



貴｢そーーらーーるーーさーーん！？デリカシーってものはないんですか！？｣



そら｢ん？あるけど...。Aのものならいいかなって。｣


貴｢なんで私のならいいんですか！！｣



そら｢ん...？好きだから...？｣


貴｢え！？聞こえませんでした！早く荷造りしますよ！！｣


そらるさんに問題発言されました。


緊急事態です。


『好き』という不正ワードが脳内に入り込みました。


早急に削除します。



そら｢むー。伝わんないなぁ...、｣


貴｢後で買い出し行きましょうね！｣


まふ｢わーい！！(そらるさん、抜け駆けしたな...締めてやる〜！ﾌﾊﾊ！(ボソッ))｣


そら｢うっせ〜。ボソボソ言うな。俺には聞こえるんですよ？｣


まふ｢ちぇっ！｣


貴｢ハハハ｣


苦笑いしかできませんよ。ハイ。

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