ファインダー越しの 2【tatsuya.f】 (ページ6)

今日:21 hit、昨日:9 hit、合計:107,082 hit

55.tatsuya side ページ6

・

しばらく忙しい日々が続いていてAちゃんが家に帰って来ない日が続いた。捨てられた？なんて不安になるが別に付き合ってる訳でもないしな、と思い連絡はしないようにした。

Aちゃんと会わない日々が続くのは結構ストレスだった

電話…かけてもいいかな？着信を押そうとしてはやめて。そんな事を繰り返していた。やっぱりやめよ。そう思い携帯を置こうとしたらAちゃんからの着信がかかってきた

『あれ…辰哉？』

彼女はどうやら無意識で俺に電話を掛けたみたいで無意識で俺に電話とかかあい…なんて思いながらにやけて上がりまくった口角を手で隠した。

今から帰るねと言われ飛び上がるほど喜んだ。

お風呂のスイッチを入れると鍵の開く音がして急いで玄関に行くと疲労感MAXのAちゃんが立っていた。
元気チャージと言ってAちゃんの事を抱きしめると
Aちゃんも抱き締め返してくれて心臓がうるさくなった。

お風呂はいって来るねという彼女を見送る

「可愛すぎだろ…」

はぁ…と頭を抱えて少しでも気を紛らわすためにゲームのスイッチを入れた