ファインダー越しの 2【tatsuya.f】 (ページ31)

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それから私たちは自分たちで埋められるだけの婚姻届を書いて辰哉は棚に閉まっていた

そんなある日今日迎えにきて！とメッセージで送ってきて

私が時間通り車で待っていると助っ席のドアが叩かれた
そこに立って居たのは見ず知らずの男性だった。
私は恐る恐る窓を開けると

「あ、ボクSnowManのマネージャーをしています。仕事が長引いてるので良ければ一緒に来ていただけませんか？」

そう言われ私はエンジンを切り、その男性の後ろについて行った

「深澤と婚約されてる……吉田さんですよね？」

『ええ……』

「うちの深澤がお世話になっています。」

『こちらこそ…深澤がお世話になっています…中々ご挨拶出来ずすみません』

「いえ…吉田さんも今までお忙しかったでしょ。深澤もアイドルです。何卒よろしくお願いします」

マネージャーさんはエレベーターの中で深々と頭を下げてくれた

こちらですと案内してくれた先にはメンバーさんと踊る辰哉がいた

あぁ…本当にこの人ってアイドルだったんだ。
初めて私はそう実感した。