5歳児なんて言わせない【shota.w】 (ページ44)

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44.shota side ページ44

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佐「明日、朝早いけどしょーたは家帰んの〜？？」

みんなホテルを取ってるみたいだけど俺はどうしてもAに会いたくて帰り支度をする。

喜ぶかな？なんて思ってAが仕事に行ったあと、Aが好きなビーフシチューと少しいいお肉とワインを用意した。マネージャーに言って帰りに花とケーキを買う。

「じゃっ！また明日！」

俺はいそいそとマネージャーの車にのり、Aに

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今から帰るから19時には家着く

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と送るとすぐに、わかった。とだけ返事がきた。リビングは帰る度に資料や雑誌が山積みで、仕事が忙しいくて疲れてるんだと思う。

家に帰ると少しやつれて目の下にクマがびっしりなAがお帰りと、抱きしめてくれた。

「これ、いつもありがとう。ずっと隣で支えてくれてありがとう」

ギュッと抱きしめるとAもぎゅっと返してくれて、嬉しくなって仕事の話をした。次の休みは分からないけど、次の休みは絶対遠出しよう。アウトレット行こう。温泉に行こうって俺は嬉しくなって提案するけど、Aはいつもの様に笑ってくれなくて少し不安になったが、仕事で疲れてるんだろうな…としか思わなかった

Aのほっぺたが少し赤いのも、涙のあとがついてるのも俺はなにも気づかなかった