5歳児なんて言わせない【shota.w】 (ページ41)

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例のごとく年末年始はわたしも翔太も忙しく、中々会えない日が続いていた。

「デビューしたらもっと忙しくなるから…次の休み今のとこ未定だから」

とシュンっと玄関で落ち込む翔太を見て、よしよしと私は頭を撫でる。同じ家に居るんだから大丈夫だよ。と翔太を慰め翔太は仕事に向かった。

わたしも会社に向かい、いつも通り仕事をしていると突然上司に呼ばれ私は会議室に通された。

『お疲れ様です…なにかありましたか？』

「折り入って相談があるんだけど…」

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翔太は来週にはメジャーデビューで、やっと掴んだ翔太たちの夢でゆくゆくは結婚したい。なんて話になっているけど、一体それはいつになって、本当に私たちは別れずにこれから先も一緒に居るんだろうか。

翔太のデビューが近づくにつれ、今までは嬉しさ10だったのが嬉しさ8、不安2になってきた。

翔太に言えばきっと安心させてくれるのも分かっているのに、勝手に不安になって自分で自分をよくない方向に持って行ってしまってる。