5歳児なんて言わせない【shota.w】 (ページ40)

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3年記念日以降、俺の仕事が忙しくなってAの寝顔しか見てない日々が続いてた。

起こさないようにベットに入るとお帰り、とギュッと抱きつくAが愛おしすぎて、作らなくていいって言われたのにそれが無くなるとコミュニケーションがなくなる気がしてお弁当だけは毎日作るようにしてた。

クリスマスも俺が日付を超えるまで仕事だから一緒に過ごせなくて落ち込んでると、Aは来年も再来年も一緒だから今年くらい一緒に過ごせなくても平気、なんて可愛いことを言ってくれたが俺的には一緒に過ごしたかったな…なんて落ち込んでしまっていた。

「ただいま〜」

Aを起こさないようにそっとリビングに入り明かりをつけると机の上には紙袋と手紙が置いてあった。

『翔太へ

お仕事お疲れ様。本当はクリスマス一緒に過ごしたかったけど、翔太が忙しくて私は幸せだよ。落ち着いたらお揃いのパーカー着て出かけようね

Aより』

袋を開けるとAが前、買ってて俺も欲しい。と言っていたパーカーが出てきた。

ベットに沈む大好きな彼女の髪の毛を撫でると、んっ。と小さな声が聞こえたからほっぺたを撫でてありがとう。と小さく声をかけると

パチッと目が開き

『翔太、メリークリスマス』

って言いながら腕を広げてくるから、明日のお弁当の準備…って思いながらAを抱きしめ一緒にベットに沈んだ