5歳児なんて言わせない【shota.w】 (ページ39)

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夏帆ちゃんと会社の近くの居酒屋で、女2人で居酒屋か〜なんて笑いながら仕事の愚痴、これからのことなんて話していると

「あれ？田中さんと村上じゃん。俺もお邪魔しまーす！」

前田くんは一緒に居た同期らしき人達に何かいい、私の隣にどかっと座ってきた。

「ちょっと前田！先輩の隣は私なの！」

酔っ払ってる夏帆ちゃんはむすっとほっぺを膨らまし前田くんと小競り合いを始めている。

日付はもう25日になりそうで、そろそろお開きにしようと私はお会計を済ませ夏帆ちゃんをタクシーに乗せた。

どうやら前田くんは私の家の近所らしく、少し嫌だなと思いながら一緒にタクシーに乗った。

「田中さん、彼氏さんと過ごさないんですか？」

『彼氏、仕事忙しいからね〜』

「あの、俺じゃだめですか？」

タクシーの中で急に手を握られるが私はさっと離し、酔ってるからだよ。と言い、先に私の家に着いたのでお金を渡してまた、と言いタクシーを降りようとすると

「おれ、諦めませんから」

タクシーのドアが閉まり、私は大きくため息をつく。

玄関を開けると翔太はまだ帰ってきてないみたいで、机の上にメリークリスマスと書いた手紙とお揃いのパーカーの入った紙袋を置き、ベットに潜り込んだ