5歳児なんて言わせない【shota.w】 (ページ1)

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『はい、はい、かしこまりました。納期はいつまででしょうか？ライターの希望はございますか？はい、はい、かしこまりました。また折り返します』

パチッとベットで目を覚ますとリビングで忙しなく仕事をしている彼女がいた。寝室からじーーっと彼女を見つめる。彼女は俺が見つめてるのも気づかずに電話をかけたり、ばらまかれた資料を一生懸命探している。

ベットから起き上がりキッチンに行ってコップにお水をつぐ。料理頑張りたいの！と良い2年前に同棲を始める時にこだわりぬいたカウンターキッチン。

食洗機の中には小さな青色のお弁当箱。

洗い物くらいは…するから、と申し訳なさそうに毎日お弁当箱だけ律儀に洗う彼女。

冷蔵庫を開け、昨日の残り物を出して食パンを焼いてサラダを盛り付ける。

『わーーー！おはよ！翔太くん！』

彼女は食器を出しながらなにか手伝おうか？とるんるんで聞いてくる。

俺はいいから机片付けて、という。

世間ではしょうたくんごしゃい！だとかバブい！とかいわれてる俺。だけど、

本当は外ではしっかり者、家ではなにもできないバブい彼女の彼氏をしている。