検索窓
今日:8 hit、昨日:20 hit、合計:236,796 hit

45.tatsuya side ページ45



“若き天才カメラマン×今話題のジャニーズ”

チラッと中を目を細めて見たがちゃんと見る勇気はまだない。


気づけばあれから2年が経っていた。
康二がカメラマンの人と対談企画してるとは聞いてたが相手が誰かは聞かなかった。いや、聞けなかった。

聞いた所でどうすることも出来ないのは分かっていた。


「いや!ほんまにな!べっぴんさんやねん!Aさん」

苗字呼びじゃないんだ。何回もモヤッとした。
けれど俺にはそんな事をいう権利なんて無かった。


「あっ!!!ふっかさぁ〜ん!雑誌見てはるんです!?」


「ん?あぁでも俺にはカメラとかさっぱりだから」

ははっと乾いた笑いで交わすとあべちゃんからの視線を感じた。


かなり前にあべちゃんとAちゃんが出版社ですれ違った話を聞いた。


「もう会わないの?」

「いや〜もう好きじゃねーから。何年前の話してんの〜?」

そんなの真っ赤な嘘だ。
めっちゃ未練タラタラ。あの時の俺は色んなプレッシャーに押しつぶされそうで別れる選択を取らざる得なかった。


会えるなら会いたいけどあんなワガママな別れ方をした俺が今さら。そんな言い訳ばかりの2年だった。

46.tatsuya side→←44.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (271 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1118人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えなち | 作成日時:2023年3月22日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。