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深澤辰哉と私の出会いは最悪だった。
彼氏と同棲している家に帰ると知らない女がそこに居た。
その女は彼氏が専属カメラマンとして着いてるモデルで
全身の血が頭に登るのが分かった
何その子?
そう言うと彼氏は深くため息を吐き
女なのに可愛げがない
写真で少し有名になってる姿を見たくない
そこからなんて私が返したのか分からない。
土足で部屋に入り必要な物だけまとめてその家を後にした。
得意でもないお酒が無性に飲みたくなって
私はコンビニで適当に缶チューハイとおつまみをカゴに入れた
適当な公園の適当なベンチで泣きながらお酒を啜った
今ならいい写真が撮れるかも。なんてそんな時にも仕事かよ、なんて思いながらプライベート用のカメラのシャッターをきる。
ファインダー越しにピントを合わせてると帽子を深く被ってマスクを着けた猫背の男と目が合った。
普段だったらポートレートなんて撮らないのに
お酒のせいか何度もシャッターをきってしまった
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作者名:えなち | 作成日時:2023年3月22日 10時