その日のまえに【shota.w】 (ページ9)

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次の日私が仕事ということもあり、蓮に送れなくてごめんね？と言われながら蓮の家を後にした。

蓮は背も高くて顔もカッコイイ。
私との時間を大切にしてくれるし、なによりも私のことを1番に考えてくれる。

3年間連絡1つない元カレなんてさっさと忘れられたらいいのに

あの家だってさっさと引っ越したらいいのに

それが出来ないのはフラれたわけではなく
ある日突然居なくなったから。
元々私と翔太くんは共通の知り合いの紹介で知り合った。

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『あれ？宮舘くん？』

私がまだ社会人1年目の23歳の時にいつもふらっと寄るBARで久しぶりの再会をしたのは中学の同級生の宮舘涼太だった。

「Aちゃん？」

トイレの前というなんとも言えない場所で私たちは数年ぶりに会い懐かしいね！久しぶりだね！なんて話に花を咲かせていた

「そういえば今日は1人？」

『そうだよ〜！今日は1人できたの』

「俺の友達がいるんだけどよかったら3人で飲まない？久しぶりに話したいし」

宮舘くんの友達なら変なやつでは無いだろうと私は快く宮舘くんの提案に乗り奥の個室に入った。

「え、誰それ」

涼「俺の中学の同級生」

『えっと…はじめまして吉田Aです』

宮舘くんのお友達はジロっと私を見ながらふーん。と言い

「渡辺翔太です」

と不機嫌そうに言われた。完全に場違いじゃん！なんて思いながら私は宮舘くんの隣に座った。

私の翔太くんへの第一印象はあまり関わりたくないタイプの人。だった。