その日のまえに【shota.w】 (ページ42)

今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:115,947 hit

42. ページ42

・

何も言えないままリビングに立ち尽くしてると腕を強く引かれ翔太くんをソファーに押し倒す形になった。

『翔太くん……』

翔太くんの潤んだ瞳に映る私はあの時と変わらない

翔太くんに恋する女の顔をしていた

「帰るの……？」

『彼氏…』

「帰ってくんの？」

『仕事で県外行ってる……』

『んっ……しょうたくん…………』

私の下唇に優しく噛みつきながらくっついては離れる心地よいリズムの口付けは次第に長く、深いモノに変わっていった

だめっ

なんていうけれど、私の唇から翔太くんは離れなかった

酸素が欲しくて少し距離をあけても許して貰えず

気がつけば無我夢中で

私も翔太くんの唇を求めていた

『ダメ、これ以上は』

向かい合って座る翔太くんは私の腰にぐっと手を回し首を横にふる。

私の唇を親指でゆっくりなぞりながら

「ベット行こ」

それだけを言われ手を引かれ

真っ暗な翔太くんのベットに押し倒された