その日のまえに【shota.w】 (ページ21)

今日:11 hit、昨日:10 hit、合計:115,960 hit

21. ページ21

・

翔「な〜もうすぐ誕生日だけどプレゼントなにがいい？」

『え〜！翔太くんの手料理とか？』

ソファーでくつろぎながら横にいる翔太くんにギュッと抱きつきそう言うと俺、簡単なものしか作れねーよ？とほっぺたをつままれた。

私たちは付き合って3年を迎え、私の2度目の誕生日を迎えようとしていた。

順風満帆で毎日が幸せだった。

ささいな事で喧嘩しても仲直りして
これから先もずっと一緒なんだって、確信もなくそう思っていた

私の誕生日は暑かった

翔「Aちゃん。誕生日おめでとう」

日付が変わった瞬間、翔太くんはギュッと私を抱きしめてくれた

『今年もありがとう。』

翔太くんはこれ。と手紙を書い渡してくれた。
封を開けようとするとだめ！俺がいない時に読んで！
と顔を真っ赤にして言われた。

『私、翔太くんと出会えて幸せだよ……』

翔太くんは私の頭を撫で俺も。と言ってくれた。

じっと顔を見つめ合い、何を発することもなく唇を重ねた。

翔「俺、一生Aちゃんのこと大切にするから」

腕を引かれベットに押し倒された。翔太くんの細くて綺麗な指に自分の指を絡めた。翔太くんからの止まらない愛を一晩中感じた。

私は26歳になった。