daydream (ページ5)

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とある日　SC ページ5

今日はダンスレッスンにAが見学にくる日。

ダンスのコーチともいつのまにか仲良くなっていて、
休憩に入った頃にコーチを含め皆分の差し入れを持って来てくれる。

そろそろ休憩！の声と同時にレッスン室のドアが開く。

『お疲れさま〜』

大人数の差し入れを乗せたワゴンを押して入ってくるA。

髪色がピンクに変わっている。

JN「A〜！髪色変わってる！かわいい！」

MG「ピンクだ〜！」

あっという間にAのまわりはメンバーだらけ。

そしてメンバー一人一人と写真撮影がはじまる。

SG「すっごい似合ってる！本当にかわいい！」

DN「ヌナ一緒に撮ろう〜！！」

ハートをしたり、鏡越しで撮ったり。
これじゃあどっちがアイドルなんだか。

JH「あはは。A、ジュンにヘッドロックされてるみたい」

見るとジュンがAの肩、と言うより首を抱き寄せて
鏡越しに写真を撮っている。

「Aが人質に見えるよ！」とスングァンが大爆笑。

JS「たしかに笑 A〜」

なかなかこちらに来ないAにしびれを切らした
ジョシュアが手を引いて連れてくる。

英語で楽しそうに話しながら写真を撮る2人。

いれて〜と2人の間に入るジョンハンを尻目に
Aの差し入れのコーヒーを飲む。

JH「スンチョルは？」

『シャッターチャンスですよ』

いくつかポーズを決めるA。
後ろからはかわいい〜の嵐。

SC「うざ！笑」

とは言ったものの、Aの隣に立ち
鏡越しで2人で写真を撮る。

肩に手をのせてくるA。

『わたしスンチョルがやるぷんぷん顔のやつやりたい！』

SC「あー、これ？」

むすっとした顔をする。

『そうそれ！』

2人でむすっとした顔をする。

なんだかそれがおかしくて…
思わず笑ってしまう。

JS「いいなぁ。なんか楽しそう〜」

JH「邪魔しちゃダメだよ」

コーチ「じゃあそろそろレッスン再開するよ〜！」

『じゃあ後ろの方で見学させてもらうね』

ぽんと肩を叩いて、いつも見学する定位置へ向かうA

Aの後ろ姿を見つめているとジョンハンが近づいてきた。

JH「気が付いたんだけど」

JH「スンチョルと撮る時だけ、
Aから肩に手を乗せるよね」

ニヤニヤしてくるジョンハン。

そう言えば、と思わず頬が緩む。

MG「なんかニヤニヤしてる」

SC「うるさい！さぁ行こう！」

この日いつも以上にレッスンに気合が入ったのは
ここだけの秘密。