daydream (ページ2)

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とある日　MG ページ2

MG

ここはAがいつもいる場所、衣装部屋。

手前はAが衣装をデザインしたり作ったりするスペースで、奥には僕たちの衣装、アクセサリー、各ブランドから届いた洋服が所狭しと並んでいる。

Aはと言うと、新しい衣装のデザインの真っ最中。

MG「例えばなんだけど」

なに〜？と言うAの目線は手元の紙に落としたまま。

MG「例えば、メンバーで付き合うとしたら誰がいい？」

言ってしまった。ずーっと気になっていたこと。

俺だけじゃない、メンバー皆がAのことが好きだ。
とくにクプスヒョンとジュニヒョン。
ジュニヒョンに至っては、付き合ってる？ってくらい
スキンシップがすごい。羨ましい。
俺もことあるごとにAのこと抱きしめてほっぺすりすりしたい！
セルカ撮る時に肩抱き寄せたい！
話してる最中にほっぺむにむに触りたい！
コンサート終わりなんてアドレナリンが出まくった
ジュニヒョンがAにキスするんじゃないかってくらい
顔近づけて話してるんだもん。羨ましすぎる。

ああいけない。

そう、皆虎視眈々とAの彼氏の座を狙っているんだ。

『そうだな〜…』

デザインの手を止め、立ち上がると
コーヒーメーカーの方へと歩くA。

『何か飲む？』

MG「あー…Aと同じの」

ただのコーヒーだよ〜と言いながら
俺の分もコーヒーをいれてくれた。
そういう気配りをしてくれるところが本当に大好きだ。

『皆それぞれ良いところがあるからね』

MG「うんうん」

『ミンギュと付き合ったら楽しそうだよね』

へ？と間の抜けた声を思わず出してしまった。

クールでいたいけど、顔の筋肉が言うことを聞かない。
思わずにやけてしまう。にやにやじゃない、デレデレだ。

『一緒にいて楽しいもん、だからかな。
それに身体大きいのに子犬みたいな時があってかわいい。
あと抱きしめられたら落ち着きそう〜！』

A！！

嬉しいことをすらすらと言ってくれるじゃないですか！！

じゃあ抱きしめてあげようか、と言うか迷っていたら
衣装部屋のドアが開く。

WN「いた。レッスン行こう。Aも見に来る？」

さっとAの手を掴むウォヌヒョン。

なんでどいつもこいつも
さらっとこういうことができちゃうのだろうか。

そう思っていたら手を掴まれた。

A『さあ、行こう〜！』

俺、A、ウォヌヒョンの順で
手を繋いでレッスン室へと向かう。

2人きりじゃないけど、

MG「まぁこういうのもありかな」

『なに？』

MG「なんでもなーい！」