daydream (ページ1)

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とある日　JH他ページ1

Aがよく居る事務所内のフリースペース。

また来たよ〜、と近寄るとパソコンと睨めっこしている
Aと一瞬だけ目が合う。

JH 「何してるの？」

『んー？ブランドから来たメールに返信してるところ』

JH 「そっかぁ、大変そうだね」

Aの隣に座って入口の方をぼんやり眺めると
見覚えのある顔がこちらへと。

いつもメンバーに囲まれているA。
なかなか2人きりになるのは難しい。

JN 「ヒョンもいる」

MH 「ほんとだ。おはよう〜」

ひらひらと手を振るミョンホ。

3人で話したり、スマホを眺めたり。
別にここじゃなくてもできることなんだけど
皆ここがいいんだよね。

『あーーーーーー疲れたーーーーーー』

目の前のパソコンを避けて
デスクの上に伸びる。猫みたい。

もう帰りたいこの作業が一番嫌いだ眠い…
とぶつぶつ呪文のように呟くA。

MH「すごいお疲れだね、まだ今日始まったばかりだよ」

『え！ハオの声！』

2人も来てたんだ。気が付かなかった。おはよう〜！
と、にこにこ笑うA。

僕と目が合ったときはにこにこしなかったし
むしろ話しかけるなオーラ全開だったんだけどな、
なんて心の中でしょぼくれる。

そんな僕なんてお構いなしに
楽しそうなジュンとA。

JN「気がついてなかったの！？？」

『んふふ、集中してたから。ごめん〜』

『ハニや〜、コーヒー買いに行くけど一緒に行く？』

ああ、またそうやって君は。
僕の気持ちを読み取ってくれるんだ。

JH「なんで僕だけ誘ったの？」

コーヒースタンドがある階までのエレベーター内で聞いてみる。

『だってハニ、誘ってほしそうな顔してたよ』

そう言っていたずらっぽく笑うA。

まいった。いつだって君が上手なんだ。