好きか嫌いで言ったなら……【約ネバ】【短編集】

▽ ページ25

『ヒナ！！』


「A……ばいばい。」



ヒラヒラと小さな手を振る彼女は笑っていた。
怖いはずなのに。

逃げたいはずなのに。





『……ヒナっ……』



「A……Aは俺が守る。な？それでいいだろ。解決。」





悲しかった私に手を差し伸べたのはレイだった。


『……っ……うん！！』






その手が好きで。





失いたくない。





もう二度と、




『はっ…………』



夢……か、


嫌な夢。


「顔色悪いぞ。今から逃げれるか？」


そうよ。


今はこの壁を超えるの。






ノーマン、コニー、ママ。



最後までママは的だけど。

大好きだよ。

やっぱり私はママを大嫌いにはなれない。




それはきっと家族も同じ。







『ヒナ……生きてるよ……』






絶対忘れないからって……









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初めてオリジナルの子？いれてみました！

ヒナって名前に特に意味はありませんが……


題名的に？


まあそんな感じです。

選択肢【ノマレイ】→←ヒナを忘れず【レイ】

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